減三和音:あなたのソングライティングにアクセントを加える方法
あなたの音楽にアクセントを、もう退屈な曲とはおさらば。
優れた作曲を行うには適量の緊張感やドラマが必要であり、減三和音は曲にアクセントを加えるのにすばらしく、そして簡単な方法なのです。
同じ退屈な曲の構造を何度も何度も繰り返し書くよりも酷なことはありません。 ソングライターだけでなく、すべての人は例えば、作曲をすることに固執せずとも、靴を縛るなり、食器を洗うなり最も簡単な道を選ぶ傾向があります。
それを念頭に置いて考えると、既存のプロジェクトに新しい、挑戦的なアイデアを加えることは難しいということだけが明確になっています。
だからあなたの音楽にどうアクセントを加え、マンネリ化した状態から脱出すべきでしょうか? さて、シンプルな減三和音のコードパターンを覚えることで、まったく新しい色とアクセントをあなたの音楽に加えることができます。
今回のはどう減三和音を活用して、あなたの音楽をもっと物語調にし、さらにより良いソングライティングを促すかを紹介します。
減三和音とは何ですか?
減三和音(英語ではDiminished Triad = ディミニッシュトライアドと言います)はルートから短3度と減5度からな和音のことを言います。例えば、Cを根音に作られたコードの減三和音は、EbとGbを含みます。
減三和音は音楽の衝突の感覚を響かせ、協和和音の効果をさらに強めます。
減三和音は音楽の衝突の感覚を響かせ、協和和音の効果をさらに強めます。
作曲家は、よく減三和音を使って、ドラマ、ミステリー、混沌の感覚を音楽に注入することがよくあります。例えば、昔の古い映画で、線路上で迫ってくる列車をバックに悪役が主役のヒーローに罠を仕掛けるシーンなんか想像しやすいですね。このようなシーンの音楽は、減三和音が凝縮されています。
減三和音を一番わかりやすく例えるならば、映画中の本当に強烈で劇的になるシーンが象徴的ですね。音楽例えるならば、その物語のモチーフは減三和音で達成されます。 ジェフ・バックリィ(Jeff Buckley) の「Hallelujah」のような曲では、減三和音が聴き取れます。
さらにルイ・アームストロングの「What a Wonderful World」もです:
どのように半音パターンで減三和音を構成できますか?
この強力な作曲ツールの使い方を学ぶことは、案外簡単です。 1つのシンプルな半音のパターンを覚えることで、減三和音とそれに付随する豊かなアクセントをあなたの音楽のどこにでも加える方法を学べます。
音楽上で、全音と半音はピッチ間の距離を表します。これらの全音と半音の異なる組み合わせは、私たちが聴く音楽ですべての音程や和音を構成しています。
ギターでは、半音は1フレットの距離で表され、全音は2フレットの距離で表されます。
減三和音の作り方を学ぶには、短三度と三全音の2つの音程を覚えておく必要があります。
「短三度と三全音は何ですか?」と思っている方、ご心配なく。調を見るとわかってきます。
短三度は3つの半音で構成されています。Cを根音にするとこのように見えます:
三全音は6つの半音で構成されています。Cを根音にするとこのように見えます:
音楽上では、ルートノートは和音(コード)を作成するために選択した音符です。短三度と三全音を根音の上に追加すると、減三和音ができます。
たとえば、Cを根音(または開始音符)とする場合、EbとGbを追加すると、Cのキーで基本的な減三和音がつくれます。
減三和音のようなシンプルな音楽理論ツールは、あなたの全体的な音だけでなく、作曲にも大きなメリットをもたらします。
ルートのCで減三和音を作るのに慣れたら、このパターンを他のルートノートで試してみてください。
減三和音を使かう場所
減三和音はいろいろな方法で使用できますが、その最も良い使い道の1つは、コード進行内のVに置き換えることです。
たとえば、一般的なI-V-vi-IVのコード進行を設定すると、減三和音はVの代わりに使用される2番目のコードになります。
理論は積極的に活用してください!
減三和音とV度の和音は同じ音符のほとんどを共有しますが、減三和音は音楽の緊迫感と緊張感を高め、それが結局曲の気分や雰囲気を生み出します。
しかし、Vの代わりに使用されていなくても、減三和音は、コード進行に全く新しい次元を加えることができます。
減三和音はつまり鼓舞すること
減三和音のようなシンプルな音楽理論ツールは、あなたの全体的な音だけでなく、作曲にも大きなメリットをもたらします。
次作曲のマンネリ化に陥るようなことがあれば、減三和音を頭の隅に覚えておいてください。 緊張感やドラマ、そしてアクセントをあなたの曲に与え、きっと曲をダイナミックにするでしょう。
そして、音楽理論を怖がらないでください!
音楽理論は大きなテーマです。 できるだけ小さな理論をたくさん作品に使うことで、シンプルにしておきましょう。
このような良い習慣は今だけでなく将来長い目で見た音楽制作の素晴らしい手助け、そして知識の宝庫になることでしょう。
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