知らないと恐ろしい:WAVからMP3へのオンライン変換

知らないと恐ろしい:WAVからMP3へのオンライン変換

WAVからMP3へ。音楽ファイルをアップロードするための一番いいの方法は何だろう?あなたがオンラインで音楽ファイルを変換するときに音楽ファイルの『音』の品質が失われていることは知っていましたか?LANDRがこの一見単純に見える質問に答えます。オンラインであろうがオフラインであろうが、あなたの音楽を最高の音質にする簡単な裏技とツールをここで紹介します。

まず、WAVって?

WAVファイルは無圧縮の音楽データのことを言います。一番判りやすい例は市販されている音楽CDはすべてWAVを使用していることです。圧縮されていないのでデータに劣化が無い分、音自体にも透明感があります。圧縮されていない分、それだけが容量が大きくなりますので、一般的に5分弱の曲で50〜50MBくらいになります。

なるほど、ではMP3とは?

MP3は主にオンラインストリーミングのために戦略的に音楽ファイルを縮小しコード化されたバージョンの音楽ファイルです。エンコーダは、人間の感じ取りにくい部分のデータを削除することによって高い圧縮率を得ています。
あなたの創った音楽をMP3としてオンラインで共有するには、どのような準備をするべきでしょうか?

  • MP3をWAVからオンラインで変換するとき、あなたの曲のピークレベルが高まることがあるので、直接DAWから低いシーリングレベル(例:-1.0dB)でミックスダウンをエクスポートしてみるのがいいかもしれません。この方法はトラックをエンコードする際、聞き取れる音の違いを作るための最も良い方法だと思われます。アウトプットシーリングのレベルを小さくすると、MP3に変換するときに聞こえてくるクリッピング(歪み)を引き起こす可能性が高いサンプル間のピーク数が減少します。簡単に言うならば、マスターフェーダーを1.0デシベル減らすだけで、クリッピングが多いに減少するでしょう。
  • 常にあなたのトラックがどこのサイトで共有され、それに応じて対応することを心がけてください。トランスコーディング(MP3エンコーディングのやり直しや、2回圧縮してしまうこと)。SoundcloudやBandcampのようなサイトにアップロードする際に起こる二度のエンコードなどはできるだけ避ける。そのため、高品質の音楽ファイル(WAVまたはAIFF)をアップロードしましょう。SoundcloudやBandcampはストリーミングのためあなたの曲を128kpbs/MP3に圧縮します。幸いなことに、これらの音楽共有サイトは購入ダウンロード用に圧縮されていないファイル をキープしているため安心です。ダブルエンコーディングは音楽ファイルの質を劣化し、クリッピング、ダイナミック差の減少など、ネガティブな影響がたくさんあるので避けましょう。
  • YouTubeにあなたの音楽をアップロードする場合は、(ちなみに、YouTubeは自分の音楽を共有する非常に強力なプラットフォームです。)必ずHD映像、WAVフォーマットで(720p以上、最高384kbpsであなたの音楽をエンコードします)アップすることをお勧めします。そうでない場合は、低品質の128kbpsのストリーミングになってしまうので気をつけましょう。
  • 十分なヘッドルームを持つことをなるべく心がけてください。今まで紹介したいろいろな方法は十分なヘッドルームが確保されていなければ意味がありません。『ヘッドルームの重要性』についてのブログでは簡単かつ明確にヘッドルームの重要さ、作り方などを説明してますので、読んでさらに知識を培ってください。160kbpsは技術的に高解像度のMP3と考えられるものですが、私たちは最高の成果のために320kbpsのをお勧めします。
  • エンコーディングをあなたのマスタリング工程の一部として考えてみてください。客観的に考えて頂きたいことがあります。あなたが自作の音楽をネットで共有した時に、どのようにリスナーがあなたの曲を視聴し、そしてあなたの曲に耳を傾けるかを考えてみてください。Soundcloud上ではに良い音として聴けますか?そうでない場合は、再度ミックスにヘッドルームを作ってみてはどうでしょうか。それは過剰に音圧が高く聞こえる場合は、コンプを縮小したりためしてください。

 

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iTunes

お使いのコンピュータ上であなたのトラックを変換するためのアプリは結構世に出回っています。Macは当然であり、そして最近ではPCにも事前に変換アプリがインストールされているものが多くなってきました。その多くはデフォルトでAAC変換に設定してあるため、自分の好みで設定をMP3に変更するなどの必要はあります。この先、iTunesのためのマスタリング、MFiT (Mastered for iTunes)や、iTunesでの音楽配信の仕方のブログを書くので、乞うご期待!

あなたのDAW

それぞれが非可逆フォーマットを作成するという点で異なっている。いくつかは他のものより優れているが、ほとんどは、標準のLAMEエンコーダを使用しています。ちょっと驚く事はすべてのDAWは、MP3のエクスポートをサポートしているという訳ではないので、しっかり説明書を確認してください。 Pro Toolsは他の多くの人気のあるDAW同然(他の多くの人気のDAW(例えば、Logic(ロジック)、Cubase、Reaper、GarageBand、WaveLab、SoundForgeなど)まあまあなMP3のオプションをサポートしています。

LANDR

当社のサービスは誰もが気軽に無料で自作音楽を高品質で共有できるよう、無料で192kbpsのMP3ファイルをマスタリング出力ファイルとして毎月2曲提供しています。当社のプロアカウントはオンラインにアップロードするのに最適なWAVファイルを出力するオプションを購読中は無制限で提供しています。

Max(マックス)

Maxはエンコードオプションのたくさんある無料アプリです。もしあなたがどんなエンコードオプションを探しているか定かではない場合は、ちょっと必要以上のツールになりますが、もしどんなエンコードオプションが必要かはっきりした意図がある人には非常にオススメのアプリになります。ファイルをダウンロード時に一緒にダウンロードされるREADME.txtファイルを読めば素早く学べ、いち早くMaxを使いこなす事ができます。

Audacity(オーダシティー)

Audacityもかなりオススメのアプリケーションです。AudacityはWindowsとMacの両方で動作する高機能な音声レコーディング/編集ソフトです。最初にフリーでダウンロードできるLAMEエンコーダをインストールする必要があります。

編集:Rory Seydel : コミュニティー&コンテンツ・マネージャー
翻訳:出山剛